アイリンブループロジェクト

2011.3.11あの日、尊い命が奪われました。

佐藤愛梨ちゃん 僅か6歳。天真爛漫な明るい性格の女の子でした。

安全な高台の幼稚園にいた愛梨ちゃん。本当は救われるはずの命でした。

愛梨ちゃん最期の場所に咲いた白い花。たった1輪から育ち増やした花です。 東日本大震災の悲劇を伝え、記憶の象徴として全国の里親さんに大切育てて頂いております。

佐藤愛梨ちゃんはじめ5名の園児が、命を落とした最大の原因は、大人の判断ミスと、預かる側の防災意識の低さにあると考え、日頃からの備え、正しい避難行動が出来るように避難訓練を毎月行う事が何より重要であることに気づきました。

更に幼保施設の避難訓練に他者の視点・助言を加えることで、より精度の高い避難訓練、地域連携に繋がるとして、地域の防災人と連携し防災会議・意見交換会をはじめ、避難訓練に参加しています。これがアイリンブループロジェクトから波及した活動「こども防災の日をつくる会」に波及です。

郵便局長の大半は、防災士の資格保有者。保育園にとっては地域の事情に詳しい頼れる防災士の助言、協力が得られ互いに有事の際に備えるスキルアップとなる。

石巻南浜の津波復興祈念公園の花壇でお手入する佐藤美香さん
七ヶ浜町・松ケ浜災害公営住宅の方々の花壇。大切に育てて頂いております。コロナウイルス蔓延で楽しみが少ない中、花は咲き、寄り添い人々の支えとなりました。
石巻で咲いた花が全国の里親さんに嫁ぎ、多くの学校や大学などでは花を育て震災の記憶を学び、自分たちに何が出来るのかを考える記憶の伝承に繋がりました。

2022年度、仙台市の小学校5・6年生が学ぶ人権教育資料にアイリンブループロジェクトの活動が掲載されました。

アイリンブループロジェクト概要

全国活動会員 約300名

(支部長は各地域で、プログラムの実現と花で忘れない防災啓発を広げる)

  •  応援団体

全国町村議会議長会

東京都町村会

東京都町村議会議長会

宮城県町村会

宮城県町村議会議長会

◎ボランティア 協力大学

京都龍谷大学(京都市)  

桜美林大学SLC-V(東京都町田) 

東北生活文化大学(仙台市)

常葉大学 

3.11はままつ東北復光プロジェクト実行委員会(静岡県浜松市)

その花は忘れない防災・東日本大震災の悲劇を伝える、伝承の役割と、人に寄り添い命・生きることのありがたさを気づかせてくれる花として、いま全国で育てて頂いております。

年月日概要など
2014年7月NHKの番組「こころフォト」を通じて佐藤愛梨ちゃんの母、美香さんと出逢う。
2014年12月愛梨ちゃんの生前の写真を活用したアート作品「ひかりフォト」を制作。復興庁主催REVIVE JAPAN CUPアート部門で準グランプリを受賞する。
2015年2月任意団体「アイリンブループロジェクト」設立 ARTの力で伝承にチャレンジ
2015年5月愛梨ちゃんの遺体発見現場に初めて赴く。その場所に咲いていた白い花を見つけ一輪だけ持ち帰る。この現場の花は数日後かさ上げ工事で全て失われる。
2015年7月一輪持ち帰った根のない花を、枯れかけて来たので土に還したところ、その場所から新たな小さな芽が芽吹いて苗となり育ち始める。
2016年2月成長した苗が私の部屋で育てられ、2月28日開花する。この日石巻の美香さん宅にプランター事届け、復活した愛梨ちゃんを想い感動の日となった。
2016年5月花に「あいりちゃん」と名を付け、商標出願する。
2016年8月「あいりちゃん」商標登録となる。
2016年10月短編映画「ふうせん ふふふ そら、ららら」を制作。脚本・監督/片岡翔氏
2016年12月東北生活文化大学高等学校にて、初の映画試写会。このころから講演会をスタート
2017年4月愛梨県弥富市・海南病院主催にて「地域防災フォーラム」のゲストスピーカーとして参加。初の全国での大規模講演会に参加する。 同月、群馬県高崎市で防災講演会にゲストスピーカーとして参加
2017年5月京都龍谷大学短期大学部にて防災講演会のゲストスピーカーを務める。 この後、龍谷大学にはこの時期毎年招待されている。2017・18・19・22年度 同月、立教大学新座キャンパス/講演会のゲストスピーカーとして講師を務める。
2017年7月七ヶ浜町国際村アートヴォリアーズ2017に防災講演会講師として登壇。 2018・2019年度3年連続で招待された
2017年10月愛媛県松山市社会福祉大会/ひめぎんホールにて防災講演会の鼎談にゲストスピーカーとして参加。参加者3000名満場の会場での講演会となった。 同月、山形県尾花沢市で浅井支部長主催による講演会が実現した。 県内でも講演会依頼がこの頃から増え始める。
2018年3月静岡県三島市で某企業主催の防災講演会にゲストスピーカーとして参加。この時珠莉ちゃんと、美香さんの講話を録音し、その後活用の機会が増えることになる。
2018年5月全国町村議会議長会主催の講演会のゲストスピーカーとして招待される。 全国から終結した都道府県代表の町村議会の会長代表の前で講演できたことは、大きな誇りである。このことがきっかけで、東京都町村会・関東町村会・全国からオファーが来るきっかけとなる。
2018年7月愛知県大口町 社会福祉協議会主催の講演会のゲストスピーカーとして参加する
 全国町村議会議長会から波及した講演会始まる。最初は福島県小野町 町の主催の講演会のゲストスピーカーとして参加。  
2018年8月東京都町村会主催の、町村長や、議長の集まる勉強会にゲストスピーカーとして参加。東京都庁会議室にて防災の大切さを語った。
 パソナグループTRAVEL HUB MIX 日本橋にてゲストスピーカーとして参加。
2018年10月東京都伊豆諸島御蔵島村での講演会に講師として参加、島民との交流会を行った
 徳島県板野郡5町 議員研修会の防災講演のゲストスピーカーとして参加する
2019年4月福井県南越前町の防災講演のゲストスピーカーとして参加する
2018年5月東京都議会議員の研修会に防災講演のゲストスピーカーとして参加/立川市
2018年6月東京都町村会のトップセミナー講師として登壇。永田町の議員会館にて
 2018年10月凸版印刷株式会社 人事労政本部人財開発センターの方々と交流が始まる。
 2018年11月栃木県11町村の首長・議員研修会にゲストスピーカーとして登壇する。
 香川県丸亀市青少年育成健全講演会にゲストスピーカーとして登壇
2020年コロナウイルス蔓延につき、人と人との交流が難しくなり講演会も皆無に。 活動形態が激変して行く↓
2020年3月凸版印刷株式会社・三幸会様より、活動資金として寄付を頂く~2022年 活動が出来なくなったこの時期に頂けたご寄付は大変ありがたかった。
2020年6月秋田県横手市醍醐小学校/ピース幸せプロジェクト 今できること・とアイリンブループロジェクトの活動をコラボレーション企画として活動が始まる~2022
2020年9月凸版印刷株式会社 人事労政本部人財開発センター主催によるリモート講演会 トッパンオープンセミナーにゲストスピーカーとして参加する。
 浜松市民協働センター主催のオンラインミーティングに参加。これがきっかけとなり、常葉大学ボランティアサークルとの交流が始まる。
2020年11月山形県尾花沢市・福原小学校PTA教育講演会の講師として久しぶりに登壇した。
2021年1月浜松市民協働センター主催のオンライン東西震災シンポジウムに参加~2022年
2021年3月石巻市南浜のあいりちゃんの花壇が待望の新設されることに。古積造園様からのご厚意で工事が着手!3月11日完成した。
2021年4月この頃から利府郵便局小熊局長を介して仙台北部地区局長会の方々との、防災士としての交流が始まる。春は塩竃市内での防災散策会に参加した。
2021年6月七ヶ浜町松ケ浜災害公営住宅の方々が、あいりちゃんの花を育てて下さっているのがきっかけで、花を通じて、秋田醍醐小学校や当プロジェクトとの交流が始まる。
2021年8月栃木県佐野日大中等教育学校のボランティアサークルメンバーと出逢い、交流がスタートする。七ヶ浜町・松ケ浜災害公営住宅の方々とリモートで交流が始まる。
2021年8月20日第一回「こども防災の日をつくる会」の防災会議がスタート。塩竃市内にて幼保施設と郵便局長防災士、地域住民を巻き込んでの避難訓練が出来ないかを検討した会議。多くの新聞、報道関係者が活動を見守るなど、今後に向けて大変有意義な機会となった。会議に参加していたわだつみ保育園での避難訓練に参加が決まる。
2021年10月8日8月の防災会議を経て、塩竃市内のわだつみ保育園の高台避難型の避難訓練に防災人たちが参加。約1㎞を歩きながら高台の小学校に引き渡し訓練。その時救われる子供の命のため、郵便局長防災士の助言やフィールドワークによる活躍と、地域連携が一体となりこの取り組みが多賀城市に繋がってゆく。
2021年11月28日第二回こども防災会議が多賀城市市民活動サポートセンターにて開催された。 塩竃市同様、郵便局長防災士、区長、地域住民が参加してとても暑い会議となった。この会議で、津波被害想定が深刻な桜木地区の「まめまめ保育園」の避難訓練に参加させて頂くことが決定。
2021年12月さいたま市岩槻地区の埼玉中央青年会議所主催の「集まれ防災キッズ!地域を守るのは君だ!」の防災講演会ゲストスピーカーとして1年ぶりに講演会に参加した
 11月の防災会議を経て、多賀城市内のまめまめ保育園の垂直避難型の避難訓練に防災人たちが参加。多賀城市は高台避難場所が少ないため建物などの垂直避難となる。郵便局長防災士のあらかじめ、避難場所となる企業を繋ぐ行動が今の時世に合致した取り組みになった。多賀城市危機管理課の職員も参加。このことで、次年度多賀城市では継続事業として市での取り組みに繋がって行くことになった。
2022年2月石巻津波復興祈念公園内・伝承館にてパネル展を、凸版印刷株式会社と共同で開催
2022年3月花壇が完成して1年。3.11追悼花壇のお手入会を開催。トヨタカローラ宮城様など多くの企業の方々が参加。今後もご支援頂けることになった。
 一般社団法人Bird‘s‐eye設立 アイリンブループロジェクトとこども防災の日をつくる会の活動を支える法人組織として発信する。
 仙台市の小学校5・6年生が学ぶ人権教育資料本「みとめあう心」にアイリンブループロジェクトの活動が掲載される。とても名誉な出来事だった。
2022年4月多賀城市内の保育施設4カ所で今年度、こども防災の日をつくる会と多賀城市危機管理課との協同で避難訓練を行う事が決定した。
2022年5月2022.5.11宮城県津波浸水想定が大幅に広がり、沿岸地域での避難訓練が必須となり、今後避難訓練体制の需要がますます高まることとなる。ちなみに多賀城市は浸水想定域が34%から60%程度となり深刻な地域になっている。
2022年6月多賀城市では、多賀城市民協働センターが主催となり、防災士を育成する防災人情報交換会が設立することとなり、有事の際地域を見守る体制が進むことになった。
2022年6月21日多賀城市・もりのなかま保育園の保育士参加による、高橋地区の避難経路確認・避難訓練が行われた。

アイリンブループロジェクト実行委員会 体制

代表     菅原淳一 利府町  美術家  防災士

副代表    佐藤美香 石巻市  愛梨ちゃんの母親 語り部

事務監査   渡辺弘恵 仙台市  会社経営者

全国支部長 5名

応援隊長  佐藤珠莉  愛梨ちゃんの妹  写真を通じ全国防災啓発 

  •  応援団体(書面による応援許諾を頂いている団体)

 

全国町村議会議長会  東京都町村会  東京都町村議会議長会

宮城県町村会  宮城県町村議会議長会

◎ボランティア 協力大学(講演会・植栽活動を通して交流)

京都龍谷大学(京都市)  桜美林大学SLC-V(東京都町田) 東北生活文化大学(仙台市)

常葉大学 3.11はままつ東北復光プロジェクト実行委員会(静岡県浜松市)